FXをやる上で、インジケーターツールを利用してのチャート分析というのは欠かせませんが、それと同じくらい重要な要素があります。
それが「経済指標」というものです。
まだFX取引をしたことがない方にとってはピンとこないかもしれませんが、この経済指標というのは金融業界ではとても重大なポイントです。
チャート上においては、非常に大きなトレンド発生を予想することが出来る大事な事柄ですので、ぜひその意味を知って取引を有利に進めるようにしましょう。
経済指標とは?
経済指標という言葉の意味をものすごく簡単に説明すると「(国単位に)大きな経済的事案を発表すること・タイミング
といった感じになります。
具体的に言えば「各国の雇用統計」や「景気指数
といったものが挙げられますが、これらを見て投資家たちは各金融商品を売り買いするわけですね。
そして重大な事案が発生すればするほど金融商品の値動きは活発になります。
例えばアメリカでは毎月最初の金曜日に雇用統計というものを発表するのですが、この数値が前回よりも上回れば「(雇用が活発に行われているのであれば)景気が良くなっている・なるのでは」と判断され、アメリカドルを保有しようとする動きが現れるわけです。
(もちろん反対のケースもあり)
こうしたタイミングでは大きな利益を得やすく、初心者でも勝率を上げられますのでぜひチェックしておきましょう。
もちろん、この経済指標というのは経済大国の発表であればあるほど大きな影響を与えますので、アメリカ・日本・イギリス・ドイツといったところが抑えておきたいポイントですね。
また、雇用統計以外や景気指数以外にも確認すべき経済指標というのはたくさんあります。
そのため、毎日欠かさずに経済カレンダーというものを見ておくことが必要です。
経済カレンダーをチェック
経済指標というものがどういったものか理解できたところで、その指標を見る上で大事な経済カレンダーについても補足説明しておきましょう。
経済カレンダーというのは先ほど説明したような経済指標が一覧となって見られるサイト・ツールのことを指します。
証券会社などのサイトを探せばいくらでも出てきますので、自分にとって見やすくまとめられた経済カレンダーを利用するというのも大事なポイントですね。
また、大まかなものから細かなものまで載っている経済カレンダーがおすすめで、最初のうちはどんな小さな経済指標でも注意してみておくようにしましょう。
どの経済指標で大きな値動きがあり、またどの経済指標では値動きがあまりないのかを把握しておくことは非常に重要な点です。
一時期はドイツの経済指標で大きくユーロが動いていたときもあり、経済指標にもトレンドというものがあります。
ぜひ絶好のタイミングで売買が出来るよう、こういった経済カレンダーというものをチェックしてみてください。